2010年10月20日水曜日

あきんど

今は東京にいます。 

昨日から東横線「学芸大」という駅から歩いてすぐのギャラリー「モノグラム」でけもじ写真の展示をさせてもらっています。 

もう10年以上もさまざまな場所で個展などの展示をしてきましたので、この場所ならどう展示すれば良いのかがわかるようになってきました。ましてやけもじ写真展は今年で7回目ですから展示もそない悩まずにできるようになりました。 

今回の展示ではボクのエッセイなども取り入れ、春から秋にかけての青空亭の日常が見えるようなものになっています。今年のボクらは慌ただしい日々なものですから落ち着ける時間がありませんので、こうして自分たちの作品を展示して振り返っているようにも思えます。 

先週は大阪城での「中村座」の会場にて「五軒長屋の江戸職人」の1組として切り絵やら絵草紙などの販売をしていました。毎日たくさんのお客さまでいっぱいの中、せまいスペースに2人で並んでの商売でした。お客さんの方が中村座のことに詳しいので、いろいろとリクエストを聞いて、それを切り絵にして販売をさせてもらうと当たり前ですが売れます。商売ってそういうことですね。今頃になってそんなことに気付かされるのですから、、おもしろいです。 

けもじ写真は「アート」ですから、ボクらの世界にお客さんが入ってもらって楽しんでもらえるもので、「商売」はボクらがお客さんの中へ入って生まれるものです。ちょっとコースが違います。でもどちらであって、おもしろいものでなければお客さんは興味をしめしません。そんなわかりやすいことが好きです。 

週末の23日、24日はお昼1時よりモノグラムの会場で似顔切り絵をやっています。ご興味あればお立ち寄り下さいね。


2010年10月19日(火)〜 2010年10月31日(日)
けもじ写真集「home」発売記念写真展
学芸大学 写真店「モノグラム」
〒152-0004 東京都目黒区鷹番2-19-13 03-3760-5852
東急東横線「学芸大学」東口より徒歩約1分
OPEN:11:00〜20:00(水曜定休)
http://monogram.co.jp/index.php

2010年10月2日土曜日

隅

朝、魚崎駅からポートアイランド行きのマリンライナーに乗っていると、少し離れたところに20代前半の男性で、髪型はパンチパーマぽく、黒いトレーナーにグレーのスウェットパンツを履いている人を見かけました。とくに目立つわけでもありませんが、ボクの視界の隅に入ってきたのです。 

夕方5時過ぎ、魚崎駅からの阪神電車の中でまたその男性が斜め向かいに座っていることに気がつきました。なんとなくですが、向こうの男性もボクに気がついている風でした。 

なぜ、視界の隅に入っていたその男性の絵だけが記憶されたのでしょうか?いろんな人を目にしていたはずなのに、、視界の隅、、案外そんなところをボクらは記憶しているようにも思えます。隅の方の色や汚れ、目立たない小さな動きなど、、隅好きな人って多いようにも思うのです。 

強く意識するよりも、なんとなく力が抜けているのが隅だと思います。主役ではなく脇役な感じ、、でもそんな隅にある記憶、イメージのカケラが次にやってくるだろう大きないイメージへの入口だったりしませんか? 

はじまりはなんとなく、、力が抜けている方が後の伸び率が高いような、、おもしろがれる気がするのです。だからといって隅を意識したらそれはもう隅ではなくなるのだから、、難しいものですね。

感動

精神分析家「北山修さん」の本の中の一節、、 

数字に巻き込まれちゃいけない。すくなくともカウンセリングをやろうという人たちは。相手は1人です。1人を感動させればイイんです。 

この言葉は芸術にもいえるのではないでしょうか。この気持ちが作家の心の奥になければつまんないと思うのです。結果、どんなに売れようが、売れまいが、、 

本の中で現代は「裏が無くなってきている」とありました。心の裏、、裏にあったものがどんどん表に出てゆく。こういう文章も以前なら裏にあったものですが、自分でこうして表にだしているわけです。 

絵を描くことは「心の裏」を形にすることです。芸とは裏の世界を表に「素敵な形」として出すことだと思います。 

誰にも裏腹な心があり、その心と付き合って生きている。やっぱり人っておもしろい。だから少しばかり腰を据えて人と話す時間を持ちたいなあと思うのです。 

人も、芸術も、感動したいから知りたくなるのです。

2010年9月29日水曜日

のぼるくだる

魂を磨くために、ある高みに挑戦してゆく。自分の山を登ってゆくように、、

数日前のこと、今夜いっしょにライブをさせてもらう「オニちゃん」と話していて、こんな若くしていろんなことに気がついて、ある高みにまで自分を持ってゆこうと格闘している人と同じ舞台に立てることは幸せだと感じました。

物凄い早さで高みを目指し、強烈な印象を世に与えるのが天才の使命なのでしょう。

夕べ、友人の西田さんと話していて「ここにきて登ってゆくことよりも下ってゆくことから、そこにどんなおもしろさを見つけてゆけるのか?」という話になりました。

ボクはやっと下ってゆく時に方向を変えるのです。登ってきた過去も、降りてゆこうとする未来も、今のボクには同じようにも感じれるから不思議です。

登ってゆくオニちゃんと下ってゆくボク(33)が今夜、同じ舞台にたちます。どんなライブになるのかはボクもわかりませんが楽しみです。大阪阿波座にあります「マーサ」にて夜7時開演です。どうぞ遊びにいらしてくださいね。

2010年9月18日土曜日

化身

いろいろと動き回る日々が続いており、毎日様々な役を演じている気分になります。ある時は絵描き、ある時はバイトのホール、ある時は紙切り芸人、またある時は先生、たまに唄ったりなどなど、ころころと変化している自分をおもしろがっている自分がいます。 

昔、レインボーマンというヒーローものの子供番組がありまして、ボクはそのレインボーマンにとても憧れていました。火の化身、水の化身、樹の化身、、と7つぐらいのキャラクターに変化してゆくヒーローですが、今のボクの日々はまさにレインボーマンだな、、と思っています。 

きっと誰もがいろんなキャラクターを演じ、出会う人によって変化させているのでしょう。「素の自分」ってよく聞きますが、さてそんなものがあるのだろうか?あったとしても「素の自分」は、なまけもので、弱くて、わがままなで、、そんな「素の自分」など蹴飛ばして、この世界へ飛び出し様々な化身となって生きることを選んだのです。 

さて、今日の夕方4時前後から大阪船場にあります本屋「colombo cornershop」にて似顔切り絵をやっております。同時にこの本屋と並びの服屋に住み着く猫の「マイケル」をボクが描いた絵を展示販売しております。参加された方には自家製レーモネードをサービスしております。どうぞ遊びにいらしてくださいね。 

今日は切り絵師の化身となってきます。