2013年12月18日水曜日

いてふ

このところ起きて近所の神社までいぬんこと散歩します。いぬんこの運動不足解消のためもあります。境内にはいちょうの樹があり、晴れた日には太陽の光が樹に当たっているので、ふたりで樹にもたれて日光浴をします。

通学路を歩いているのでよく小学生とすれ違います。ボクを不思議そうな目で見ます。帰ってきて玄関をあけると「おはようございます。ゆうべはおそくまで残業ですか?」と会社のまねをしてみます。今朝は朝ごはんに551の肉まんを蒸かして食べました。

ゆうべまで大阪でした。展覧会にはたくさんの人が来てくれました。みんなでもりあがって話したので楽しかったなあ。今日は友人からいただいた「えでぃまぁこん」というバンドのアルバム「カミナリデンゴン」を聴きながら作業をしました。素晴らしい音楽です。

またしばらくは西荻暮らしです。

2013年12月9日月曜日

ひつじかい







昨日は千葉の柏にある「レインボー農園」の庭や畑やにわとり小屋などをスケッチさせてもらいました。木々の色がきれいなので、その光景がまだ記憶にのこっているうちにと絵を描きました。

スケッチはその場を切りとるつもりでできるだけ手早く描きますが、こういう絵になると、色が浮き上がって、乾くまで待ったり(洗濯とか家事しながら)、ゆっくりと塗り重ねてゆき、きりがよいとこで完成です。

もう1枚の道を描いた絵は、数年前に逗子の風景をスケッチしたものから作品に仕上げました。絵が主張しすぎないように描きました。

2枚並べると正反対の世界感です。どちらとも自分の部屋に飾ってもあきのこない絵を描いてみたいと思いました。音楽でいえば歌はないなあ。インストになるかなあ。

これらの作品は今週末から大阪のコチカフェではじまる「ひつじかい」というグループ展で展示させてもらいます。主催者の一人、福田利之さんからは「暗いクリスマスを描く」というお題をもらっていたのですが、そういう風にはなりませんでした。

昔ほどいっぱい絵は描けなくなりましたが、たまにはこうして描いてみるのもいいいなあと思いました。

2013年10月14日月曜日

風が吹く


前の日記に「風が吹く、、」なんて文章に書いたせいか?外はライブ前から強風が吹いてきました。「西荻案内音頭」を披露し、参加してくれたみんなと輪になって踊り、続いて「どじょうおじさん」を歌ったのですが、後半は声が出なくなってしまって、、これも風のやつめ!とチョンまげをほどき、長髪をなびかせながら、風を挑発したライブとなりました。集まってくれたみなさま、ありがとうございました。

今朝、犬子と善福寺公園を歩いていたら、池のボートが目に入りました。空の色もきれいだし、空気もいいから気分の良くなったボクらは屋根のついた足漕ぎのボートを借り、池をスイスイと漕ぎだしました。ハンドル操作するもので微妙なハンドルさばきで方向が変化します。まっすぐ進むためにハンドルを左右上手に動かしてゆきます。

昼食は前々から気になっていた人気の中華屋で、山椒のよくきいたマーボー豆腐定食をいただきました。それからゆうべのステージとなった路地、「仲よし小路」にある「茶舗あすか」での茶会に参加しておいしい緑茶をいただきました。

ゆうべの人の波がうそのように路地は静かです。風もおだやかです。昔、この路地には紙芝居屋さんがきていたんだ、と聞きました。今は日曜日に子どもたちがカードゲームを道にひろげて遊ぶ姿が見えます。ここから見える夕日がきれいです。

こんな路地がいつまでも残ってほしいなあと思います。たとえ寝転がっても平気そうな(しないけど、、)そういう空気感のある路地ってイイものです。

2013年10月11日金曜日

西荻案内音頭CD


瀬戸内海の小さな島に全国から観光客が集まっていました。そんなことは10年前にはなかった光景です。大きな橋が出来た影響で、島や香川県から若い人が出て行くばかりで、1日に何便しかないフェリーに乗ってわざわざ島へくるお客さんなんてほとんどいなかったのですから。

島にある廃校や廃墟での風通しの良い場所では、芸術、アートを見る際のあの息苦しさも感じません。素人が作品を見
て理解できないことだって良しとできるし、さらに島の人たちもいっしょになってこの祭りを楽しむ心意気があるのがいい感じです。


ボクは毎年呼んでくれる豊島の島キッチンでの切り絵ショーでした。雨でしたが、お客さんはひっきりなしに来てくれました。旅する人が一瞬立ち止まって、切り絵のモデルになってまた去ってゆく、この時間にもいい風が吹いてくれている気がしました。

東京へ戻ってきてからの数日は今週土壌日の夕市のための仕込みが続いています。いよいよ「西荻案内音頭」のCD、そして手ぬぐいのセットが発売されます。ジャケットには西荻ゆかりのイラストレーター、マンガ家、アニメーターの作家さんの絵を使わせてもらっています。ジャケットを見て、これはだれの作品だろうか?と眺めるのこともできるし、作家さんたちの西荻おすすめスポットが覗けるようにもなっています。さらに紅白柄のてぬぐいには音頭の振り付けの絵がデザインされています。音はゆうまでもなく、音楽家の熱い演奏と、和やかな空気感が音にあらわれいて、聞いていたら踊りだしたくなります。


http://nishiogi.in

たくさんの人たちの応援でこの商品は出来上がっています。声をかけさせてもらった作家さん、音楽家のみなさんは「西荻の町を盛り上げるためになら喜んで応援させてもらいます」と言ってくれます。そう言われる「西荻」ってすごい町なのかもしれませんね。

島も、町も、いい風が吹く場所に、人は集まってくるのだと思います。

土曜日は西荻の町でパン祭りを楽しんでから、夕方6時頃からみなでいっしょに音頭を踊りましょう。秋の風に吹かれながら……

2013年9月16日月曜日

大正琴チームと一緒に


佐渡島で奇跡の共演をはたした「カサブランカ」のみなさんと先週の日曜日に東京メルパルクホールで再共演をしてまいりました。

カサンブランカは総勢20人のメンバーのほとんどがおばあちゃん、いやいやお歳をめしたお姉様たちで、大正琴で演奏をする佐渡島のチームです。レパートリーの一曲に「銭形平次」があって、その3分の曲の間でボクが銭形平次をイメージした切り絵をするというコラボレーションを大舞台でやってきました。

本番前の楽屋ではお姉様たちが自前のお揃いのスパンコールの衣装を着て「緊張するわ〜」「わたしの前で切り絵してね。お客さんの目線から逃れたいから」とかいろいろと話されています。いよいよ次が本番の時がきまして、カサブランカのみなさんと舞台の袖で待機します。まさか自分が大正琴のお姉様たちと共演だなんて、、と思うと可笑しくなりました。

本番は3分程度であっという間に終わりました。終わってから楽屋裏ではその模様を見ていた何人かに「よかった」「おもしろかった」と声をかけていただきました。楽屋はすぐに次の出番のお姉様たちの着替えです。しみーず姿のお姉様20人に囲まれ。居残りのように頼まれてしまった大正琴の先生たちの似顔切り絵をしている自分がこれまた可笑しく思えました。

メンバーの中に男性が一人いらっしゃいました。物腰のやわらかい控えめな人です。本番前日のリハーサルでは毛のない頭に、本番当日はしっかりと黒々しいカツラでおめかしをされていました。この後カサブランカのお姉様一行は長野県の温泉で一泊するそうですが、その男性は佐渡島へ一人帰っていったそうです。

翌日は巨大な台風が東京を抜けていったのです。


2013年8月23日金曜日

今日の一枚




ゆうべイチローが4000本安打を打ちました。

ここ数日間のこと、そしてほんの数時間前のこと。
すべてが夢の中の出来事のよう。とても幸せで、その瞬間はなぜか嘘のような、高速で今までの記憶が、なんかまとめて立ち上がってくるような、、。

今日の記念だからと、おそくまで仲間と乾杯して、それでももったいないからとイチローの切り絵して、さらにこうして文章でのこしてみます。

週末の佐渡島の旅。ここにも「洗練」という名のもとで無駄だと削られてしまった「旨味」がたっぷりとあって、その旨味をお腹いっぱい頂いてきました。どこも色々と問題があるのはしかたないことだけど、今あるもので工夫すれば十分楽しむことができることを佐渡島の仲間たちが教えてくれました。

そして西荻に帰ってきての、ゆうべの「西荻案内音頭」の録音。ここにもめいいっぱい楽しむ精神にあふれた人ばかりでした。

だからかなあ、、ここは天国かも?なんて思ったりしたのでしょう。4000本打ったイチローは今夜どう過ごしてるのかなあ。また明日はくるけれど、イチローだって今夜だけはおいしいビールを2本は飲んだかもしれません。

今日の一枚

今日の一枚

今日の一枚

今日の一枚

今日の一枚

今日の一枚

今日の一枚

2013年8月12日月曜日

今日の一枚

今日の一枚


西荻案内音頭

「西荻案内音頭」を「ひとつ屋根の下」のポールと作ったのが2ヶ月前のこと。それから西荻に関わっている音楽家、西荻案内所のスタッフと、曲のアイデアを膨らませ、さらには踊りまでつけてもらい、昨日お披露目となりました。素晴らしい音楽家のみなさんにはボクのアドリブにまで付き合ってもらい、それはありがたく感じております。

歌詞に「もしやなにかおさがしですか?わたしが案内いたしましょう」というフレーズがあります。これはボクが西荻案内所をお手伝いする中で実感した気持ちですが、ここに集うそれぞれの人がこの町のおもしろさを知り、それぞれが案内人となって町を紹介してゆけば、きっとさらに楽しくなるんだろうなとこの歌を作りました。

音頭をとる人がどんどん変わってゆけばいいなあと思います。今回はたまたまボクが音頭をとったけど、次はボクが踊りの輪に入って、誰かが音頭をとるのを見たいなあと思います。ぜひ西荻案内音頭おぼえてくださいね。


https://www.youtube.com/watch?v=CgaWBMe3OD8&feature=player_embedded#at=156


https://www.youtube.com/watch?v=LpaBFj_VUEM

西荻案内音頭

にしにし西荻 東京の西 にしにし西荻 荻窪の西
にしがはちで すえひろがり 富士の山だ こりゃ目出たいな

もしやなにかおさがしですが? わたしが案内いたしましょう
おいしいもの かわいいもの 楽しいこと

もしやなにかおさがしですか? わたしが案内いたしましょう
おもしろい人 くせのある人 運命の人

夢はすぐにはかなわないけど 幸せはすぐそばにあるものです
なんだ あれは? もしや たぬき? 
よーく見たら ハクビシン

もしやなにかおさがしですか?わたしが案内いたしましょう
西荻の店 西荻の人 もっといいところ

もしやなにかおさがしですか?わたしが案内いたしましょう
そーれ 西荻遊びにきてね ほーら のんびり歩きましょう

こころが少し疲れたときは 道草しましょう 風に吹かれて
なんだ そうか つぎは あなた
よー待っています 西荻で

休みは 快速 まさか つぎは 
わー通り過ぎたら 吉祥寺

駅北きたきた北銀座通り 伏見通り骨董通り 南におりてアーケイ
ピンクの象にごあいさつ 乙女ロード神明通り 火曜はなんだか休みが多い



2013年8月9日金曜日

今日の一枚。アイパッドが壊れました。悲しいです。


そうる

最近の僕が歌っている映像をみた方が「  チャンキーさんからソウルスクリームを感じた。すごいシンガーだ。」とお褒めの言葉を頂戴し、とてもうれしく感じました。

30代の10年間はまさに歌手でした。毎週のようにライブをしていた頃がありました。歌うというよりも叫んでいたようにも思います。ライブ後はもう魂が抜けてしまって倒れるように眠りました。「  おやかたさま!」と絶叫する歌を唄った夜にはなにかに取り憑かれていたのか?でもぼくじゃなく、横にいるいぬんこが金縛りにあっていたこともあります。

犬んこはその頃の歌うぼくをみて、燃やしちゃいけないとこまで燃やしていた、、と話します。ステージでは自分を制御できない、燃やすしか術がありませんでした。でもぼくが好きなシンガーも、とくにライブではやっぱり声の中にさけびを感じる人です。過剰になにかがあふれてくる人です。そういう歌にぼくは励まされてきたのです。

あの頃よりはずいぶんと自分をコントロールできるようにはなりましたが、なんせライブという場ではなにがおこるのか予想できません。ハプニングがおこればたちまち心の中は嵐になります。でも、そういう時にこそ奥に眠っていた何かが立ち上がるのです。

さて、今週末10日の夕市では「  西荻案内音頭  」の初披露となります。だれかに頼まれたわけでなく作りましたが、この度、西荻在住の音楽家が集まってくれて演奏できることになりました。さらに踊り付きです。ここ数年のぼくは音頭を歌うことが多くなりました。それなりに唄えるようになった気もします。音頭ですからみなで輪になって踊れたらいいなあと思います。午後6時より西荻北のチキンライス「ムーハン」前のなかよし小路で歌いますので、みなさん遊びにきてくださいね。

どんなライブになるやら、今から楽しみです。

今日の一枚


フラヌール


今日はソトコトの取材を西荻案内所の一員として受けていました。楽しい時間でした。ぼくのようにフラフラ生きる人をフランスのパリではフラヌールと呼ぶそうです。



2013年6月3日月曜日

店開き


まずは切り似顔絵と書いたのぼりを壁にかけ、芸能人のお顔を切った見本を設置し、机、椅子2脚、そして紙、ハサミ、台紙にハンコ、ごみ袋を用意して、ぼくの店はオープンします。 
すぐにお客さんは来ませんから、ぼけっとしたり、本読んだり、道ゆく人をみながらパンかじったり、今日はもうひとつかなあ?なんて思ったり、、そんな時間は30分といえどもけっこう長く感じたりもします。 おそるおそる人がきて、今いいですか?と、どうぞどうぞ、今日一人目のお客さんです、なんて会話してチョキチョキ。
初めの切り絵はとてもだいじでちょっと時間をかけて切ります。立ち上がりやはり不安定なものなのです。 さて、しばらくすると人が集まってきて切る姿を見て、他のお客さんの好奇心に火がつけば、あとは無心で次から次へと切りまくります。集中力が途絶えるまで、できる限り切りまくるのです。 

お客さんが驚いたり、感動してくれたり、その感動や驚きが周りに伝わることで、知らない人どうしがお話ししたりするのを聞くのが好きです。芸とは他と他をつなげるものだとぼくは思っています。だから芸をみがくとか高めること以上に「 人の心をひらく芸 」を追求したいなあと思います。 

先週末は西荻でもっとも盛り上がるイベントの一つチャサンポーが終了しました。さて今週末は大阪から音楽家のオカノアキラくんがやってきて、ぼくとのお笑いユニット「 33 さんじゅうさん 」でライブをします。東京では10年ぶりかもしれません。 

8日の土曜日は西荻のイベント「 夕市 」にて。西荻窪の駅北口から北銀座通り下ってすぐにあるチンキンライスで有名な店ムーハンがある道、仲よし小路で午後6時半前後に投げ銭ライブします。 その日は「 西荻おやじツアー 」という観光案内ツアーもあり、芸のあるおやじ好きの方にはぜひ参加していただきたく思います。西荻案内所が運営していますので、ご希望の方はぼくにメールください。 

そして9日は33で吉祥寺のスターパインズカフェにてジンタらムータのチンドン太鼓担当「 こぐれみわぞう祭り 」に出演させてもらいます。去年もぼくが参加しましたが、この祭りは大変おもしろく盛りだくさんなエンターテイメントショーになっています。
http://www.cicala-mvta.com/miwazowmatsuri02.shtml

 では遊びにきてくださいね。

2013年4月24日水曜日

影絵ショー


先週の日曜日、雨の渋谷にて同じマンションに住む音楽家ポールのイベントに参加しました。渋谷でライブするのは初めてだと思っていたら、そうだ、十年前に33というユニットで渋谷のゲームセンターの2階バルコニーから道を歩く人にむけて歌い、最後はフンドシ一丁になって踊っていたことを思い出しました。

ポールは「Rアール」というバンドと、ぼくとの「ひとつ屋根の下」とで掛け持ち演奏。ライブはスウエーデンからきた5人組のバンドの演奏から。このライブが素晴らしく、ボーカルのアダムさんの表現力がいい。聞いていると森の中にいる気分になりました。休憩の後、Rの出番。のっけからポールがテンションあげて会場を沸かします。前のバンドの空気を変えるためにいつも以上にテンション上がったようで、こういうのが対バンするおもしろさだと思います。さて会場は盛り上がったままでぼくにバトンが渡され、こうなりゃぼくも上げ上げでいっちゃえー!切り絵やら歌やらと暴れちゃいました。いぬんこは「今日は胸から声がでてたねー」と、、その模様はYouTubeにあがっています。

さて2週間前になりますが、大阪のギャラリーカフェ「バイエル」では詩人の村椿さんとピアニストの石川さんとのユニット「象の音楽」でのライブに影絵ショーで参加してきました。詩とピアノと影絵とハーモニカのアンサンブルが生み出す世界はとても美しいものです。ここではパフォーマーよりも、アンサンブルの一員になれるところがおもしろいのです。見た目に静かな世界ですが、緊張感もあってか、体は熱くなっていました。

そして昨日は西荻窪の部屋でぼくは写真のモデルになる、、そう、、けもじ。ひさしぶりのけもじに、いぬんこは毛と格闘しておりました。さあーなんて読めるでしょうか?何を書くかはその日のいぬんこの心次第。ぼくは毛を貸すだけです。家でいる時は寝てばかりいるダメ夫だということですが、、

どれもぼく一人では表現できません。ぼくだけではそないおもろくありません。他人の力と合わさって、やっとおもろいもんが出来上がります。おもろいものでお客さんが喜んでくれることが大切なのです。

今週の27日土曜日に世田谷にある「巣巣」にて夜6時半より「象の音楽」との影絵ショーがあります。ここでは永井宏さんの作品展が開かれています。また永井さんとも共演です。入場料は1500円のお菓子付き、是非遊びにいらしてくださいね。

2013年3月23日土曜日

ちんどんやちんたろう



今週に待望の絵本「ちんどんやちんたろう」が発売されました。この絵本は大阪谷町六丁目を舞台にしたお話ですからセリフは関西弁にしました。

もう2年以上前になります。ぼくが大阪谷町六丁目に暮らしていたのは、、、空堀商店街でおにぎりや鳥肉のチューリップや、つけもんやお刺身や買い物したり、友達もたくさん暮らしていて、おいしい店があって、おもろい飲み屋もあって、今でも大好きな町なのです。

ちんどん屋さんがでてきますが、これは谷町六丁目にある「ちんどん通信社」さんをモデルにさせてもらっております。代表の林さんからは「楽しい絵本を描いてよ。どうもちんどん屋ってさびしそうなイメージで描かれがちだから」とお話をいただきましたので、色彩は派手に楽しく、でもお話はちょいと心震わせるものとなっています。

ぼくにとっての絵本作家デビュー作です。描きたかったのは冒険物語です。少年がひょんなきっかけで新しい世界に入ってゆき、少年を手助けするクィーンがいて、見たことない人と出会い、さらなる困難を前にしてさらに少年が成長してゆく、、きっと誰もがこんな風に大きくなってゆく、、これを絵本にしたいと思いました。

関西への感謝の気持ちと今だって関西を恋しく思う気持ちがここに込められています。ぼく自身が関西にきてそこで冒険したからこそ生まれた作品であり、でも今は離れているから描けたのかもしれません。

今回のいぬんこの絵はさらに迫力が増し、美しい絵がたくさん描かれています。制作を近くで見ていて、その絵のレベルの上がりっぷりには驚くばかりです。強烈なおかめ列車のようなキャラクターがないからこそ、人や背景には神経をつかっているのがわかりますし、主人公の喜怒哀楽が見事に描かれています。

「ちんどんちんたろう」をどうぞよろしくお願いいたします。


2013年1月21日月曜日

ダブルで

先週、滋賀県の家倉さんから電話がありまして、農家アートが滋賀県の文化賞を頂きましたという嬉しい知らせが届いたのです。農家アートは数年前から滋賀県の農家と関西のアーチストとのコラボレーションイベントのこと。それが評価されたことは嬉しい限りですし、またこの活動が注目されることで、さらに幅広い人に伝わればいいなあと思いますし、メンバーの気持ちも高まるはずです。


今日のことですが、ぼくと同じマンションに暮らすミュージシャンのポールとのユニット「一つ屋根の下」でエコジャパンカップというイベントの音楽部門で「審査員応援賞」を頂きました。「耕せ!どじょうおじさん」という、家倉くんから聞いた農家の話を歌にした作品での受賞です。たまたま同時期でのダブル受賞となりました。嬉しいです。


さて、今週は水曜日から大阪です。今回はまず24日の木曜日に大阪谷町4丁目にある「14ムーンギャラリー」で伊野たかゆき画伯による展覧会オープニングパーティーで紙芝居を伊野画伯とやります。他に落語やらトークショーあり、そして東京からイラストレーターの友達も参加しての楽しい会となりそうです。参加費は千円、夜7時からですので是非遊びにきてくださいね。


そしてもう一本、いぬんこが大阪茶屋町のジュンク堂にて「おかめ列車嫁に行く」イベントを開催します。大阪でおかめ列車でのイベントは初めてのことで、今回は絵本の読み聞かせ、おかめ列車のお面作り、そしておかめ列車音頭を参加者と踊り、サイン会で閉めるという構成になっています。ぼくはこのために天地2メートルのおかめ列車を描きました。賑やかな展示となる予定です。26日のお昼1時から梅田茶屋町ジュンク堂7階で開催です。きてくれる方はご予約してくださいね。参加費無料です。


ひさしぶりの大阪ですので、おいしいもの食べてのんびりしたいと思います。

2013年1月4日金曜日

あけましておめでとうございます。


今年は東京でお正月を迎えました。大晦日から元旦は友人と西荻窪で過ごし、2日は上野の博物館にいきましたが、上野は人でいっぱいでした。さらに湯島神社にもさらに大行列のお参りする人、、正月でも東京には人がいっぱいなのです。

行列といえば年末の27日に中村勘三郎さんのお別れの式を築地の本願寺でファンのみなさんと参列しました。3時間半ほど並んで勘三郎さんの遺影へご挨拶させてもらいました。帰りぎわには勘九郎さん、七之助さんが参列したみなさんへ頭をさげておられました。

昨日は同じマンションにすむ小学生の太陽くんとキャッチボールをしましたが、何十年ぶりかで投げてくるボールを捕ることが難しくなっていました。老眼のせいかボールが見えにくいのです。昔はキャッチボールなんて楽チンだったはずなのにね。

さて今月は明日5日に渋谷のパルコパート1にあるシモジマにて切り絵のワークショップをしてまいります。お客さんと目出度い絵柄の切り絵を作って「難を切り抜け、運切り拓く、1年にしましょう」と呼びかけてきます。夕方5時頃からやっています。お時間あれば、是非遊びにいらしてくださいね。(要ご予約)

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