朝、魚崎駅からポートアイランド行きのマリンライナーに乗っていると、少し離れたところに20代前半の男性で、髪型はパンチパーマぽく、黒いトレーナーにグレーのスウェットパンツを履いている人を見かけました。とくに目立つわけでもありませんが、ボクの視界の隅に入ってきたのです。
夕方5時過ぎ、魚崎駅からの阪神電車の中でまたその男性が斜め向かいに座っていることに気がつきました。なんとなくですが、向こうの男性もボクに気がついている風でした。
なぜ、視界の隅に入っていたその男性の絵だけが記憶されたのでしょうか?いろんな人を目にしていたはずなのに、、視界の隅、、案外そんなところをボクらは記憶しているようにも思えます。隅の方の色や汚れ、目立たない小さな動きなど、、隅好きな人って多いようにも思うのです。
強く意識するよりも、なんとなく力が抜けているのが隅だと思います。主役ではなく脇役な感じ、、でもそんな隅にある記憶、イメージのカケラが次にやってくるだろう大きないイメージへの入口だったりしませんか?
はじまりはなんとなく、、力が抜けている方が後の伸び率が高いような、、おもしろがれる気がするのです。だからといって隅を意識したらそれはもう隅ではなくなるのだから、、難しいものですね。