「小さなお米がいっぱい集まって大きなお餅になりました。
お餅は、さらに大きくなって空へとのぼっていきました。」
農家の家倉さんから聞いたお餅のお話は、
とても原始的だけどぼくのなかにあるだろう古い夢にも思えます。
農業が「和」であり、アートは「個」である。
すこし乱暴な言い方かもしれませんが、僕はこう感じています。
自分が興味を持ち、好きなものを探り、それらを好きになる個性とは何か、自分とは何か、、深く自分を知るというアートが持つ本来の意味。
和と、個がまったく正反対の行程の旅を続けながら、やがて同じ場所へと、、個が他を思いやり、他が個を思いやる、魂の世界。そこに気づく為にこの心と体はぼくを旅させるのでしょう。
東は東 西は西
この2つは交わるべく
東は西 西は東
最後までそいとげよう。
ジョンレノンとオノヨーコの歌、「きみはいつもここに」
農業とアート、東と西、和と個。
それはそれは大きなお餅にぼくは喜んで交わる時がくるのです。