ここ数日間は巨大キャンパスに絵を描いておりまして、その絵は銭湯の壁画のように描いたもので、あさっての20日から目白のギャラリー「ポポタム」で開かれる「おかめ列車の旅」に展示されます。
ひさしぶりの大きなサイズとこれまたひさしぶりにアクリル絵具をこってりと塗る技法だったものですから、なかなかコツが掴めず、ちょっと苦戦しましたが、まあ~なんとか仕上げることができました。
今回の展示はいぬんこが去年にだした絵本「おかめ列車」の世界に合う作家さんにご協力してもらい、さらにこの世界感をひろげてゆこうという企画展となっています。
ボクは絵以外にも「おかめ列車音頭」という唄をサキタハヂメくんと制作しました。この唄を聞けば、なんだかすでにアニメ化されたかのような錯覚までおこしてしまう、それは見事な主題歌になっています。ボクが歌詞を書いてサキタくんにメールして数時間後には曲と伴奏と仮の唄入れまでできていたという彼の仕事の早さには驚かされました。
そして、いぬんこはここ数ヶ月の過密なスケジュールの中(数日前には新刊の絵本「ここにいるよ ざしきわらし」が発売されたばかり)でもなんとか展示用の新作おかめ列車の絵を描くことができました。さらに楽しみなのは参加してくれた作家のみなさんがどんな作品を発表してくれるのか、、期待が膨らみます。
この「おかめ列車」という不可思議なキャラクターは、身近にいるボクからするといぬんこの分身だということがわかります。
列車という不自由な体を身につけ走り続けてしまう「おかめちゃん」の姿と、心とは裏腹に右手は魂を削ってまでも絵を描いてしまう「どうにもとまらな~い!」いぬんこの姿とがボクにはダブって見えてくるのです。乗客であるボクはその無茶な走りっぷりに、ときに驚き、ときに心配になり、腹立たしくもあり、おかしくもあり、たまに感動さえもするのです。
そりゃ~やってみなけりゃわからない。
走ってみなけりゃ~見えてこない。
大きな波を乗り越えて、何度も何度も乗り越えて
でもやっぱり、たまにはビビったりして
それでもやっぱり走ってしまうんだ。
いつかは辿りつけるかもしれない、、あの駅にむかって
これは宿命でしょう。いつ終着駅に辿り着くことができるのか?それは神のみぞ知ることでしょうから、ボクはこももちゃんやおにいちゃん、たこさんやたぬきさんと混じって、この旅を楽しんでまいりたいと思います。
どうぞみなさんもこの旅に参加してみませんか。20日は午後2時からと、午後6時からの各30分程度ですがライブをします。無料ですので是非遊びにいらしてくださいね。