2011年3月7日月曜日

静けさ

先日のこと、滋賀県湖北で活動する若手農家組織「コネファ」のメンバー、清水さんから「冬の湖北もイイですよ。あたりは雪に覆われて、、雪がしんしんと降るのを見るのが好きです。」と聞いた時、冬の湖北に行って絵を描こうと思いました。 

人の顔を描く時、私はその人の中にある「静けさ」を描きたいと思っています。コネファのメンバーはみな楽しい人ばかりですが、絵のモデルになってもらうと独特の静けさを持っていることに気がつきました。ボクはその「静けさ」の源泉を見に冬の湖北へといったのです。 

雪に覆われた田んぼでは作業もできませんから、仕事中もゆったりとした時間が流れていました。田んぼにはたくさんの鳥がえさを探してる姿が見えます。土は静かに眠っているようにも思えますが、きっときたるべき春のために力を蓄えているのでしょう。 

この静けさの中に、新しい力が宿るのです。 

そのコネファと大阪アメリカ村にあるディグミーアウトカフェとの共同企画イベントが開催されます。「農場アート祭」と題して2月3日からコネファのメンバーや活動を写真にした作品やボクは30点ほどの絵を展示します。6日の17時からはメンバーたちとのトークショーに参加します。会場はマルシェあり、野菜を使った料理ありと楽しそうです。入場無料ですのでどうぞおこしくださいね。