2012年1月20日金曜日


東京は雪が降っています。

朝、起きると妻が「雪が降っている!」と盛り上がっていました。北国の人が青空に憧れるように、西の国で暮らしていたボクらは雪が降るとワクワくするのです。

こんな日はひとりひとりが、いろんな場所でいろんなことを思いだすことでしょう。

1年前の冬。ボクは滋賀県の湖北で暮らす農家を訪問させてもらいました。雪が降る中、農家のみなさんの仕事場へ案内してもらいながらボクは絵を描いていました。雪の中で立つ樹々を見て感じるものと同じ、人がポツンと立つことで立ち上がる空気、、それを描くことに夢中になったのです。

それ、、とは「孤独」です。

人の顔を描いたり、切ったりしてなにを表現したいのですか?と聞かれたらボクは「孤独」を表現したいと答えるでしょう。
孤独は少しばかり奥にある、、心です。

外は雪です。このまま積もるのかなあ。
今日は雪の中で立つ小さな芽を心のなかに映して見ようと思います。